GR徹底紹介

GR II、Wi-Fi連携できます!

2015-06-22

こんにちは、任三郎です。
先週木曜日にGR II発売が発表となりました。みにゅうさんのファーストインプレッション、お読みいただけましたでしょうか?

任三郎もGR IIを使わせていただいていますが、エフェクトの[HDR調]モードがお気に入りでございます。

201506_toki_GRRemote_013.JPGGR II,Avモード,F2.8,1/350sec,
ISO 100,EV -1.0,
WB 屋外,HDR調(カラー,D:7)

その他、ホワイトバランスに新しく追加されたの[CTE]モード、PENTAXの一眼カメラをお使いの方は既におなじみのモードになりますが、これも使い勝手が良さそうですね。創作意欲が湧いてきます。

さて、今回はまだ開発中ではありますが、GR II専用のWi-Fi連携アプリ"GR Remote"について、概要を紹介します。
(いずれも開発中の画面なので、製品版は変わるかもしれません。ご承知おきください。)

このアプリを使うと、GR II本体の操作ボタンとほぼ同じような感覚でGR IIを操作できてしまう、というスグレモノです。
セルフタイマー撮影や、インターバル合成撮影など、三脚を立てるなどしてカメラを固定してから撮影設定を変更するようなシーンで活躍すること間違いなしです。

アプリといっても、ChromeやSafariといったWebブラウザアプリを起動して、指定のURLにアクセスするだけです。
ですからアプリのダウンロードは不要。WebブラウザにURLをブックマークしておけば簡単に使えて便利です。
GR IIのWi-Fi連携を[ON](初期設定では、側面のEffectボタン長押しで起動できるようになっています),
スマートフォンのWi-FiをONにしていることを確認して、いざアプリを起動です。

(以下の画面はiPhone6のChromeで起動しています)
起動時の画面はこちら。この画面でだいたいの撮影が可能です。

201506_toki_GRRemote_002.jpg

基本的には、[Mode]で露出モードを選び、[Focus]でいわゆる"シャッターボタン半押し"、[Shutter]でシャッターを切る。これだけです。
"GR Remote"と表示されている画面は、カメラ本体の背面液晶と同様にプレビュー画面が写ります。
この領域をタッチすることで、タッチした位置にフォーカスを合わせることができます。めちゃ便利。

その下の段の[F](絞り開放値),[SS](シャッタースピード),[EV](露出補正)のボタンでそれぞれ各数値を設定でき、マニュアルで露出を調節しての撮影が可能です。
起動時画面のその他のボタンについてはまた別途説明します。

 

撮った写真をすぐスマートフォンに転送したいなぁ~と思ったら、この画面を右から左へスワイプすると、[Quickview]という画面が開きます。

201506_toki_GRRemote_012.jpgこちらから、VGAサイズもしくはオリジナルサイズをダウンロードすることが可能ですので、撮ってすぐにSNSに画像をアップする、っていうときに活用できそうです。

カメラマーク(水色でハイライトされているところ)の左側のボタンをタッチすると、下のような画面になります。

201506_toki_GRRemote_001.jpg

こちらでは、カメラ本体の右手人差し指で操作するダイヤルと、親指で操作するADJレバーに割り当てられている操作が可能です。

十字の矢印のマークをタッチすると、次の画面になります。

201506_toki_GRRemote_003.jpg

こちらは、Menu/OKボタン周りの十字ボタン、その周辺の+/-ボタンやEffectボタンに割り当てられている操作が可能です。
その他、細かい撮影モードの設定が可能なのですが...それも後日、改めて説明いたしますのでお楽しみに!

画面左上の三本線マークをタッチしますと、GR Remoteのメニューが開きます。

201506_toki_GRRemote_010.jpg

[Viewer]モードを選べば、撮影した画像を一覧できるうえに、オリジナルサイズ/VGAサイズでダウンロードができます。

201506_toki_GRRemote_005.jpg

[Presets]モードを選びますと、セルフタイマー/連写/インターバル撮影/インターバル合成撮影をワンタッチでスタートさせることができます。これがかなり便利ではないかと思います!

201506_toki_GRRemote_007.jpg

例えば、夜空の星景写真をインターバル合成撮影で撮ろうとした場合、三脚にカメラを設置→試撮して画像確認→設定を変更→カメラを設置→...という手順を何度か繰り返すことになりますよね。
特に、足の短い三脚に設置して、建物や木々を入れて星景を撮ろうとした場合、設置したカメラの角度をキープしつつ画像を確認したり設定を変更したりするっていうのが、かなり邪魔くさかったと思うんです。
それが、GR Remoteを使えば、いったんカメラのアングルを決めてしまえば、あとは手元のスマートフォンでできてしまうんです。すごく楽になって助かります。

最後に、メニュー画面の[About]っていうところを開くと、ちょっとカッコいい画面が出てきます。
GR BLOGへの直リンクも貼って頂いて...開発陣の皆さんに感謝感謝です。

201506_toki_GRRemote_008.jpg

少しだけ開発秘話に触れますと、当初のGR Remoteは、ある一人の開発者が、業務外の時間に独自で作ってみたものだったのだそうです。
企画会議の場で半分冗談で「こんなのつくってみました」と紹介したところ、場にいた人たちが「これイイネ!」というノリになって搭載が決定したのだとか...
使い手側の作品や小物の創作意欲をくすぐってきたGRシリーズですが、作り手側の遊び心も存分に込められているんですね。
詳しい開発秘話についても、いずれご紹介したいなぁと思います。

以上、GR Remoteのご紹介でした。

任三郎が嬉しかったのは、久しく出番の減っていた大容量のカードをまた使えるようになったことでしょうか。
Wi-Fi内蔵のSDカードを使わなくても画像をスマートフォンに転送できるようになったし、
そのカード専用のアプリで接続の設定に手間取っていたストレスが、このアプリではほとんどなくなったような気がします。

繰り返しになりますが、GR Remoteはいまも開発継続中です。来月の発売時にはさらに進化しているかもしれません(この紹介文も無駄になったりして...笑)。
その後も改良が加えられたりするのではないかと思います(未確認ですが)ので、どのように進化していくのかが楽しみです。

任三郎からは以上です!どうぞお楽しみに!

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