新GRで花を撮る、キレとボケ

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GR徹底紹介

新GRで花を撮る、キレとボケ

2013-04-20

こんにちは、みにゅうです。

ついに、新GRが発表されました！製品発表会に同席していたんですが、新製品が披露される瞬間はいつにもましてドキドキ・わくわく感が高かったです。
新しい機種名は「GR DIGITAL V」だろうと思ってたんですが「GR」でした、これはびっくり。これぞGR！って自信を感じさせるネーミングです。

上から時計回りに GR, GR DIGITAL IV, GR DIGITAL, GR1s

さて、すでにきょーちゃんやヒロからも紹介がありましたが、大きくなった新撮像素子と新設計のGRレンズを備えたこのカメラ。どんな写りをするのか期待が高まります。
とにかく撮ってみよう！僕からは作例を中心に紹介したいと思います。

ちょうど花々が目覚める気持ちのいい季節、手にはわくわくするカメラ。
近所を散歩するだけで被写体が次から次へと目に入り、撮影の手が止まりません。

GR, Avモード, 1/500秒, F2.8, ISO100, EV+1.0, WBオート, MF最短距離, 35mmクロップ
*クリックで拡大画像を別ウインドウに表示します。以下同様

フォーカス部をキリッと、その前後をふんわりと。立体感や遠近感を感じさせるボケを使った効果的な表現は主題を際立たせます。
近距離になるほど、絞り値が小さくなるほど、ボケが大きくなります。

GR, Pモード, 1/800秒, F2.8, ISO100, EV+0.7, WB屋外, マクロモード

GR, Pモード, 1/125秒, F4, ISO100, EV-0.3, WBオート, マクロモード, 35mmクロップ

マクロモードでの最短撮影距離は10cmと、GR DIGITAL IV の1cmからは伸びましたが、マクロ撮影で使う頻度の高い距離をカバーしています。また、マクロ域での描写性能（MTF）が向上しています。
それから「35mmクロップ」機能を使うと周囲がカットされ、もう一息近づいたような効果が得られます。

GR, Pモード, 1/500秒, F4, ISO100, EV0.0, WBオート, マクロモード

中心部の解像力が高いのはもちろんのこと、画面の隅までボケは円形のまま、口径食がほとんど無く形が崩れません。

GR, Pモード, 1/60秒, F4, ISO100, EV0.0, WBオート, マクロモード

フォーカスが合ったところの解像力が高く被写界深度は狭めなので、その分フォーカスはきっちり狙って合わせなくてはなりません。でも大丈夫。フォーカシングの精度も速度も強化されています。
「フォーカス」設定では「ピンポイントAF」という、「スポットAF」よりさらに小さなエリアが選択できるようになりました。

GR, Pモード, 1/180秒, F4, ISO100, EV0.0, WBオート, マクロモード

花じゃないものも撮ってみよう！
林に踏み入って若葉を広げ始めた枝を見上げる。画面に太陽が入っても、ゴーストが少なく逆光に強いです。

GR, Pモード, 1/640秒, F4, ISO100, EV+1.3, WBオート

雨の日のハボタン。水滴がキラキラと光っています。スクエアフォーマットで。

GR, Pモード, 1/25秒, F4, ISO100, EV-0.5, WBオート, マクロモード

木々によって異なる新芽や若葉の色が混じりあっている様子も素敵。
雨の日は彩度が高まって鮮やかです。4:3 フォーマットで。

GR, Pモード, 1/125秒, F4, ISO100, EV0.0, WB屋外, 35mmクロップ

眼にきっちりとフォーカスを合わせたい場合などには「FA・ターゲット移動」が便利です。フォーカスの位置を画面内で移動し、中心以外でフォーカスを合わせることができます。
同時にターゲット位置で「フォーカスアシスト（FA）」の表示をすることもできます。Fnボタンへ割り付けることができ呼び出しやすくなりました。

GR, Pモード, 1/15秒, F4, ISO100, EV+0.3, WBオート