社員奮闘記
末永く愛されるデザイン
おはようございます。えみっふぃーです。
9月、10月は連休が多いですし、運動会などのイベントシーズンでもあるので、必然的にカメラを持って出かける機会が多くなりますね。
みなさん、この3連休はいかがお過ごしでしたか? 私は、渥美半島で波とおいしい海の幸を堪能してきました。
さて、先週末「お客様向け発表会」でのアンケート結果を一部発表させていただきましたが、デザインへの好意的意見が多くてうれしかったです。見た目はもちろん、質感や持ちやすさ、操作感など、タッチ&トライで実際に触っていただいた上での感想だけに、喜びもひとしおです。
ところで、発表会場へお越しいただいた方にはご覧いただきましたが、今回のGR DIGITALのデザインが決まるまでにはさまざまなアイデアが生まれては消えていきました。約30数点のアイデアを社内で競作(コンペ)して、最終的にはGRの思想を体現したデザインへと絞り込まれていったのです。
その出発点になったのが、こちら。
なんと2002年に作られたコンセプトモデルです。商品で言うと「Caplio RR30」が出た頃です。
えー、そんな前から? と私もビックリしたのですが、“もしデジタル版GRを作るとしたら”というテーマでデザインチームが考えたとか。
ただし当時は、デジタル版GRということではなく、あくまでもハイエンドコンパクトデジタルカメラを出そうというぐらいで、レンズも単焦点ではなくズームにするつもりだったそうです。
それだけじゃありません。たとえば側面を見ていただくとわかりますが、色が異なっている部分があるでしょ?これは拡張スロットで、通信カードを差したりすることを想定していたものなんです。
それがどうやって実際にデジタル版GRへと話が進んだのか、気になってデザインチームの人に聞いてみたところ、「やっぱりみんなの心の片隅にGRをデジタル化したいという気持ちがあったんだよね」との言葉が。
事業部側でも、口にはしなかったものの、デジタル時代のGRをいつか作りたいという思いがあって、それが、このコンセプトモデルを手にしながらアレコレ考えていく中で、「どうせやるなら自分たちが心から欲しいと思えるものを作ろうよ」という話になっていったのです。
この時デザインチームの頭の中にあったのは「デジタルカメラの早期陳腐化という流れを断ち切るようなものを」だったと言います。
たしかにデジタルカメラの商品サイクルって短いですよね。技術の進歩もさることながら、デザインだってすぐに流行遅れになってしまいます。パッと見はいいんだけどすぐ飽きちゃう、みたいな。デザインチームはそこに挑戦したというわけです。
すぐに飽きの来ない、末永く愛されるデザインを目指したGR DIGITAL。そんなところが実際に手にされた多くの方々に評価されたのかも知れませんね。
デザインの話、まだまだありますが、続きはまた今度。
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