もうひとつのアプリ「Image Sync」のご紹介

こんにちは。ふーです。

先週、開発者による「GR Remote開発ストーリー」をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。

今回はもうひとつのアプリケーション、「Image Sync」の開発者の登場です。
Image Syncの特長や、GR Remoteとの開発思想の違いなどについて語ってもらいました。
ではどうぞ！

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みなさま、はじめまして。
Image Syncの企画担当の大久保と申します。
数年前からメカ設計に携わっていましたが、今回はアプリケーションの企画担当として、どっぷり関わらせていただきました。

さてGR IIのスペックをご覧になった方は、次の疑問を抱いたのではないでしょうか。「なぜ2本のアプリがあるの？」
ごもっともな話で、一つのカメラには一つのアプリケーションが対応しているのが普通と思います。今回は主にImage Syncについて説明させていただき、さらにその疑問にもこたえられたらと思います。

GR IIはGR RemoteとImage Syncの2本のアプリケーションが対応しています。
GR Remoteは7/28のふーさんのエントリでも書かれておりますが、GR IIのほぼすべての操作が可能なアプリケーション。言わば「GRのGR開発者によるGRユーザーのためのアプリケーション」です。

では、もう1本のImage Syncについて少し詳しく書いてみたいと思います。

まず、アプリケーションを使うには、Wi-Fiでカメラと通信端末を接続してあげる必要があります。しかしWi-Fi接続はパスワードを入れたり手間がかかります（ここで断念してしまう人が多い）。
そこでImage Syncは、スマートフォンなどの端末と簡単にペアリングできるNFC機能に対応しました。NFCを搭載した通信端末であれば、端末とGRIIをタッチするだけで接続できるようにしてあります。

そして、つなげることができたら、次にアプリで何をするかですね。
アプリケーションの概要を簡単にまとめてみました。

Image Syncは、大きく静止画撮影モードと画像転送モードに分かれます（GR IIは静止画撮影モード未対応）。モードの変更は、下段のモードアイコンをタッチするか画面の左右フリックで行います。

画像を転送するなど、画像に何かアクションを施す場合、画像を長押しすると機能アイコンが出てきますので望みの機能アイコンをタッチすればOKです。複数の画像を同時に扱いたいときは、複数選択アイコンで画像を選択してから、長押ししていただくと機能アイコンが出てきます。
アイコンを多用することで、言葉のメニューを極力なくし、直感的な使い方ができるような狙いです。

またGRならではの機能として、画像転送後に電源をオフできるように、電源OFF機能を追加しています。

モードや機能が今後増えていくことで、アイコンの空欄が埋まっていきます。

さて、撮った画像はSNSへの投稿やメールで友人知人に送りたくなりますね。画像データが機能アイコンでどう流れていくかイメージ図を作ってみました。

いかがでしょうか。Image Syncは使いやすく共有に便利であることをコンセプトにしています。
つまりリコーイメージングのカメラを使うすべてのお客様を対象にした、オールラウンドなアプリケーションを目指しています（GR II以外に一眼レフのK-S2にも対応しています）。

では、そもそもスナップシューターたるGRにおける、Wi-Fiアプリケーションの役割はImage Syncで十分なのでしょうか？

アプリケーションは進化のスピードが早く、またカメラと通信端末のコンビネーションによる新機能の可能性は未知数です。
オールラウンドなアプリケーションであるImage Syncだけでは、その可能性に迅速についていけないと思っていたところ、2つめのアプリケーションが開発から提案されました。それが、GR IIに完全に特化して作られたGR Remoteなのです。

さて、このImage Syncは、産まれて5か月のアプリケーションです。
アプリケーションは、更新することで完成度を高めていけるのが特徴です。
まだまだ至らない点もありますが、これからバージョンアップを重ねて、どんどん成長しいく予定です。
皆様の写真生活に少しでもお役にたてるように、頑張ってより良いアプリケーションにしていきます。ご期待ください！
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大久保さん、ありがとうございました！