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井浦新「空は暁、黄昏れ展」に行って来ました!

2013-01-21
こんにちわ、ちっちです!
寒い日が続きますね。風邪などひいていませんか?私は、クリスマスから年末までを常夏ハワイで過ごしました。あー南国に戻りたい。

さて、以前GRistにも出ていただいた井浦新さんの写真展が、箱根彫刻の森美術館で開催されるとのことで、実は休み前の12月22日に行われたレセプションに参加させていただきました!小旅行気分で箱根登山鉄道「彫刻の森」まで。

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今回の展覧会は、井浦さんが撮影された2013年箱根彫刻の森美術館のカレンダー発行を記念しての開催とのこと。

箱根を含めた自然や文化、風土、歴史を撮影した写真が60点、3つのセクションに分けて展示されています。





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会場にお邪魔すると、ちょうど準備を終えたばかりの井浦さんが。前日までの2週間は、箱根に泊まりこんで最終準備をしていたそうです。
展示内容や作品、またカメラについてもお話を聞かせて頂きました。



それでは展示を紹介します!







まず会場に入ると、まるで山の中にあるような展望台?と思われる場所が。
なんとそこには、双眼鏡が置いてあり、実際に使って展望台から「新・富嶽八景」の作品を見ることができます!また、床一面を使った作品、「黄昏富士」は圧巻です。
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嬉しいことにGXRで撮影された写真もたくさん展示されています!!
GRist取材時に興味を持っていただいたGXR RICOH Lens A16 をかなり使っていただいたとのことで、この床一面の「黄昏富士」も同レンズで撮影したとのことでした。
うーん、感無量です!メーカー冥利に尽きますね。

箱根の石畳の写真が1階展示室の床面に貼りめぐらされていて、写真を見て回っていると山道を歩いているような気分になります。
一言で表すと、「ここは山の中?」と感じてしまうような空間です。
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「踏んでしまうのが惜しいくらいですねと。」との一言に、「それも狙いです。たくさんの人が歩いて、その跡が残る。それが味になると思っています。」と井浦さん。

本館ギャラリー中2Fに進むと雰囲気が一変し、モノクロの世界へ。
地元の小田原提灯や、和紙を使った作品などを展示しています。荘厳な雰囲気を感じました。
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本館ギャラリー2Fでは、撮影のドキュメンタリー映像と、撮影された写真を大画面のスクリーンに投影しています。まるで山の中の自然映画館!といった感じでしょうか。
椅子だけでなくテントやハンモックがあり、キャンプしているような気分に。
「テントに入ってコーヒーを飲んだり、寝そべったり、それぞれが自由に楽しんでほしい。」という井浦さんの思いの通り、リラックスした気分で思い思いの時間を楽しむことができそうです。

「五感で感じる展覧会」の通り、写真展の枠を大きく超えた展示となっており、ひとつひとつに井浦さんのこだわりや、アイディアがちりばめられているのを感じてもらえると思います。
また、今の井浦さんがどんなことに興味があって、どこにこだわりを持ち、どんなことを考えているのか、凝縮されているような気がしました。

最後に・・・
またもやカメラの話で盛り上がってしまいましたが、「撮影をする中で、(カメラについての)足りない部分、自分が挑戦しないといけない部分も見えてきた。」という井浦さんが印象的でした。これからの、井浦さんの写真もとても楽しみです。
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展覧会は3月3日までになります。
是非、皆さんも足を運んでみてくださいね。

■井浦新 空は暁、黄昏れ展
会期:2012年12月22日~2013年3月3日
会場:彫刻の森美術館 本館ギャラリー
彫刻の森美術館 ホームページ
展覧会特設ページ こちら

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