機能拡張ファームウェア第3弾

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GR徹底紹介

機能拡張ファームウェア第3弾

2008-12-14

こんにちは、ヒロです。

もうすぐクリスマスなので夜の街を歩いていますとイルミネーションがとても綺麗ですね。
先日11月26日にGR DIGITAL II機能拡張ファームウェアの第3弾となりますVer2.2をリリースいたしましたが、夜景撮影が楽になるような機能拡張が含まれていますので簡単に説明しますね。
（http://www.ricoh.co.jp/dc/gr/digital2/firmware.html）

今回の機能拡張の中に「マニュアル露光モード時のワンプッシュ露出設定の拡大」「マニュアル露光モードの絞り値、シャッタースピードをマイセッティングに登録可能に」とありますが、この2つを使うことで夜景撮影がぐっと楽になります。

GR DIGITAL II

マニュアル露光モード　F8.0 2S ISO80 AWB （トーンカーブ調整）

夜景撮影ではノイズを抑えて綺麗に撮影する為に低ISO感度に設定するので、シャッター速度が1秒を超えるケースが多くなることからGR DIGITALIIで夜景を撮影する場合にはマニュアル露光モードを多用する方が多いかと思います。
露出値のインジケーターを見ながらアップダウンダイアル（前ダイアル）で絞り、ADJレバーでシャッタースピードを設定して撮影するわけですが、適正露出付近（インジケーターの中央付近）から露出を変えていって撮影したい場合、まずインジケーターの中央付近に矢印を移動させる為にアップダウンダイアルやADJレバーを何度も操作する必要があります。
この操作を簡略化するのが「マニュアル露光モード時のワンプッシュ露出設定」です。
（ズームボタンに「露出補正」を割り当てている場合に）ズームボタンを1回押すだけで適正露出付近（インジケーターの中央付近）に近づけるように絞り値、またはシャッタースピードの値を自動的に調整してくれます。（Fnボタンに「AEロック」を割り当てている場合にも、このFnボタンを押すことでも同様な動作をします。）以前までは絞り値を固定してシャッタースピードを調整するモード（絞り優先）だけだったのですが、今回からシャッタースピードを固定して絞り値を調整するモード（シャッター優先）、絞り値、シャッタースピードの両方を調整するモード（プログラム）が加わりましたので好みに合わせた設定が可能です。

それから、今回から「マニュアル露光モードの絞り値、シャッタースピードをマイセッティングに登録可能に」なりましたので例えばシャッター固定に設定している方は、頻度の高いシャッタースピードにしておいてマイセッティングに登録しておけばADJレバーを操作する動作を簡略化できます。

（ちなみに私が夜景撮影をする場合には以下のような設定にしておくケースが多いです）

・マニュアル露光モード
・ISO80に設定
・ホワイトバランスはAUTO ( ここはお好みで）
・フォーカスは通常マルチAFにしておきますが、被写体が5m以上の距離にあるか
　なと思ったら∞に設定します
・Mモードワンプッシュ動作を「絞り優先」
・絞りをF7.1 or F8.0（絞った方が電灯等の光芒が綺麗に出ます）
・2秒セルフタイマー（手持ち撮影は無理なのでミニ三脚を使うかどこかに固定して
　撮影することになるので）

以上をマイセッティング2に登録しておきます。
そして撮りたい被写体が決まったらモードダイアルをマイセッティング2にして、構
図を決めてカメラを固定する。

・ズームボタンを1回押して（ズームボタンに「露出補正」を割り当てている場合）矢
　印を適正露出付近（インジケーターの中央付近）に近づける
・ADJレバーでシャッタースピードを微調整する（これはお好みですが私はインジケ
　ーターの中央付近より矢印がいくらか下にくるようにします）
・シャッターボタンを押して2秒セルフタイマーで撮影する（撮影後の画像を確認し
　て必要あらば再度シャッタースピードを微調整して撮影します）

というパターンです。
寒い季節です。夜景撮影に出かける際はくれぐれも防寒対策を忘れないで下さいね。