社員奮闘記
日本の伝統工芸~注染め~
こんにちわ、ちっちです(*・ω・*)
浴衣の季節も終ってしまいましたが、皆さんは『注染め』って知っていますか?
実は、伝統工芸である注染めの「伊勢型紙」や「手ぬぐい」をGR DIGITALで撮影してデータとして残したいと思われている職人さんからお話があり、手ぬぐいや浴衣の染物をしている所を見学させてもらうことになりました。
そして、えみっふぃーと行ってきました、浜松!
浜松といえば「うなぎ」ですが、実は「浴衣」の産地でもあります。浜松は東京と並んで、注染めが有名だそうです。
今回は美しい反物を作り出す注染めを紹介しますね!
注染めでは、最初に色をつけない部分に糊をつけます。
この作業では、均一に糊を載せることが重要で、一人前になるには何年も修行が必要なのだそうです。
型紙を乗せて糊をハケで塗り、布を折ってまた型紙を乗せて糊をつける作業です。
糊がつかないように、おかくずを乗せます。
次は染めの作業です。
これが藍色の元になります。
多色染めの場合は、意図したところにのみ色を入れるため、このようにブロッキングをします。
注染めに使うやかん。
染めるときは、これを左右両方の手にひとつづつもって濃い色と、薄い色を同時に注いでいきます。
手仕事のため、職人さんの経験で柄のボカシなどの染め加減が決まっていきます。染めている段階では、どのように仕上がるのか私たちには全く想像がつきません。
(やかんで)注いで染めるため、注染めと言うそうです。
染め終わった反物につけた糊を落とすための作業。
ちょっと分かりづらいですが、機械で反物を水の中で揺さぶり、洗い流します。
1日に250トンもの水を使います。
洗い終わった反物は、つるして自然乾燥させます。
ひとつひとつが職人さん達の手作業で完成していきます。
注染めでは裏表全く同じ色に染色できるのが特徴です。
にじみやぼかしの技法はプリントとは違った味わい深さがありますね。まさに職人技の境地です!
このような伝統工芸にGR DIGITALが関われると思うとなんだか不思議な感じがしますが、うれしいですね。
今回、ご協力いただいた武藤染工さん、ありがとうございました。
武藤染工株式会社URL→http://www.mutosenko.co.jp/index.html
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