社員奮闘記

クモも楽しい、セミ羽化、RICOH R10

2008-08-25

こんにちは! みにゅう です。
猛暑もやっとピークを過ぎたようで、急に涼しくなりましたね。
どんな夏を過ごされましたか?

早速ですが、今月のトラックバック企画「昆虫」の締め切りは本日 8/25 の 24:00 となっています。
まだ間に合いますので、駆け込みの参加をお願いします!

今回の「昆虫」、大好きな被写体です。
トラックバックテーマ選考の際にも推したのは僕です(虫が苦手な方すみません (^_^;)。
小さい頃から虫を捕まえたり観察したりするのが好きでした。
今ではカメラを通して珍しい生き物を見つけたり、美しい姿をとらえたりすることを楽しんでいます。
優れたマクロ機能と操作性を持つリコーのデジタルカメラは昆虫撮影にぴったりですね。

Azuchigumo-200808s430.jpg
GR DIGITAL II, Pモード, F4.0, 1/160秒, ISO200, EV+0.3, WBオート, クリックで拡大します

最近は「蜘蛛(クモ)」をよく撮っています(またまた苦手な方すみませんっ!)。
クモは正確には昆虫ではないのですが、虫や花を探している時によく見かけるので、撮影して調べたりしているうちに面白くなってきました。
他の生物とは異なる独特のデザインが新鮮です。眼なんか8個もついてる!
漢字に虫偏もつくので大目に見てください。

上はアジサイを撮影している時に見つけた小さなクモです。
花の紫色に色白な体がよく似合っていますね。
獲物に飛びかかってガシッと捕まえそうなたくましい腕がカッコイイ。
「アズチグモ」という種類のようです。

【ワカバグモ】
Wakabagumo-200808s430.jpg
GR DIGITAL II, Pモード, F4.5, 1/400秒, ISO80, EV+1.4, WBマニュアル

葉の裏にも、緑色にとけ込む透き通る体を持つものがいました。
静かに獲物がやってくるのを待ち構え、気づかれないための擬態なのでしょう。
こんなクモがいることにこれまでは気づかなかった。発見です。

笹の葉の上では狩りに成功し食事中のクモが。

【ハエトリグモ】
Haetorigumo-200808s430.jpg
GR DIGITAL II, Pモード, F3.2, 1/200秒, ISO200, EV±0.0, WBマニュアル

被写体が小さいので「どこまで寄れるか」が写真の面白さにつながるのですが、マクロモードではフォーカスの合う範囲が狭くなり、狙った所に合わせにくくなります。
僕の設定ではフォーカスは通常「スポットAF」モードで、それでも合いにくい時は「MF(マニュアルフォーカス)」を使います。

相手を驚かさないように、そーっ撮影しつつ徐々に距離を近づけて行くのですが、被写体にささっと逃げられてしまうことも多いですね。
そんな時や、風で被写体が揺れたりする時にも撮影のチャンスを逃さないように、「オートブラケット・露出補正±0.3」や「連写」機能で一度に複数枚を撮影することも良い写真につながることが多いです。撮影枚数が増えてしまいますが。

SpiderShell-200808s430.jpg
GR DIGITAL II, Pモード, F5.6, 1/400秒, ISO200, EV+0.7, WBマニュアル, クリックで拡大します

多くの昆虫は脱皮を繰り返して成長していきますが、クモも脱皮するんですね。
ある日、草むらで見つけた抜け殻は、抜け殻とは思えないほど見事なものでした。
この写真はつまみ上げて腹側から見上げたものですが、恐ろしげな鋭い2本の牙がよくわかります。
背中がカポンと外れて長い手足が抜けるんでしょうか。

造形的に見てもその精緻さには感心するばかりです。

     *  *  *  *  *  *  *  *  *  *

話は変わりますが、RICOH R10 が発表されました!
すでにワッキー王子がレポートしてくれていますが、僕も発売前に試作機を使ってみました。

しっかり持てるグリップ形状、大型化した3.0インチ液晶モニター、Fnボタンの追加、などが手に取ってまず気づく強化ポイントです。

とにかく撮影してみよう!
公園に出かけて、若いカマキリを見つけたのでぐぐっと近寄って撮影。
ピンと反り返ったお尻がチャーミングです。

Mantis-200808s430.jpg
RICOH R10, Pモード, F6.3, 1/1410秒, ISO200, EV+0.8, WB屋外, 焦点距離50mm相当

マクロ撮影をよく使うので、ズームした画角に応じて最短撮影距離が表示されるのが便利ですね。
どこまでも大きく写そうとして近づきすぎてしまうことを防げそうです。

液晶モニターの表示が高精細で、色合いの忠実度が高いと感じます。
カメラ内の編集機能も安心して使うことができますね。
撮影された画像の色合いはデフォルトで若干あっさりした自然な印象ですが、GR DIGITAL II、GX200 と同様の画像設定機能(コントラスト、シャープネス、色の濃さ、を独立に調整可能)で自分好みの画像を作り込むことができ、それをマイセッティングに登録できることも嬉しいです。

ミーンミンとセミが鳴き出すと、本格的な夏が来たなぁと感じます。
大きな樹の枝先には沢山のセミの抜け殻がぶら下がっていて、実がなっているようです。

CicadaShells-200808_s430.jpg
RICOH R10, Pモード, F4.2, 1/64秒, ISO200, EV±0.0, WB屋外, 焦点距離50mm相当

ある夜、職場の庭木でアブラゼミの羽化の場面に出会いました。
図鑑などで見たことはありますが、実際の様子を見られるのは貴重です。
この機会を逃してはならないと、RICOH R10 でその様子を撮影しました。

海老反るような姿勢で殻から抜け出した体は、殻とは対照的な白さです。

CicadaA-200808_w300.jpg
RICOH R10, Pモード, F4.2, 1/52秒, ISO200, EV±0.0, WBオート, 焦点距離50mm相当, ストロボ発光, トリミング・レベル補正

ほとんど周囲に光のない状態だったので、撮影には工夫が必要でした。
 ・マクロモード
 ・ズーム 50mm~85mm
 ・マニュアルフォーカス
 ・フラッシュ調光補正 -1.7
試行錯誤しながらの撮影でしたが、設定をマニュアルで詳しく設定できるところに「道具」として使いこなす楽しさを感じます。

手を頭上に伸ばしてのノーファインダー撮影で中心を合わせるのが難しく、画像をトリミングしています。

CicadaB-200808_w300.jpg
RICOH R10, Pモード, F4.6, 1/84秒, ISO200, EV±0.0, WBオート, 焦点距離85mm相当, ストロボ発光, トリミング・レベル補正

CicadaC-200808_w300.jpg
RICOH R10, Pモード, F4.6, 1/84秒, ISO200, EV±0.0, WBオート, 焦点距離85mm相当, ストロボ発光, トリミング・レベル補正

最初の写真から3枚目の写真まで、約10分間。
みるみるうちに羽根が伸びて透明になっていくのが手品のようです。
生命の神秘に見入ってしまいました。

     *  *  *  *  *  *  *  *  *  *

最後にもうひとつお知らせです。
「第8回 リコーフォトコンテスト」の締め切り 8/29 が迫ってきています。
自信作のご応募をお待ちしています!

TwitterFacebookはてなブックマークに追加del.icio.us に登録この記事をクリップ! 投稿者 みにゅう | TrackBack(24)

この記事へのトラックバック一覧

1386-080826 ホンモノの無地 [from shiology]

Ricoh GX200 情報カードって結構好きです。 中でもshioが使うのは、「無地」。 「図」を多用するので、罫線は不要。 5mm方眼も好きだけど、最... 続きを読む

TrackBack 2008/08/29

1385-080825 バッテリーライフ [from shiology]

GR Digital 2007 Macのバッテリーライフって仕事の進捗に影響します。 GR Digital 2007 たとえてみれば徒競走。 自分より前に... 続きを読む

TrackBack 2008/08/29

夏ドーナツ。 [from エモブログ]

会社帰りに新宿のクリスピークリームドーナツでドーナツを購入。 いつもはものすごい行列でとんでもないことになってるお店ですが、 今日は22時過ぎ... 続きを読む

TrackBack 2008/08/29

飛込み台。 [from パレードは,いつですか。]

昨日,みなとみらいに行ってきました。 家族のてるてる坊主が効いたみたいで晴天, 久しぶりの暑さはきつかった。 来月,横浜トリエンナーレ2008が行わ... 続きを読む

TrackBack 2008/08/28

マネキン [from light and shade]

GR DIGITAL 続きを読む

TrackBack 2008/08/28

帰省シリーズ8 / GRD [from THE 写真]

GRD ///// 真昼の朝顔。 君は、もう充分頑張った。 撮影: GX100 続きを読む

TrackBack 2008/08/28

虫と一緒にいた時間だったのですね。 [from Photos Resource]

RICOH GR DIGITAL ただし、相変わらずですが。 虫の名前が分かりません。 続きを読む

TrackBack 2008/08/28

ヒカリへの階段 [from PHOTOxLoy]

河口湖の湖畔をひたすら走った1日目の、お気に入りの場所。 実際に上るには、ちょっと勇気がいるほどの、もろそうな階段。 Camera : RIC... 続きを読む

TrackBack 2008/08/28

A SUMMER PLACE [from おれのほそ道]

GR DII 謎のF-X改め(いまさら)R-D1s導入のために、Nikonのデジイチとレンズなどをオークションで処分。同時に7品目も出品した事は無いので... 続きを読む

TrackBack 2008/08/28

帰省シリーズ7 / GRD [from THE 写真]

GRD ///// 最夏に秋を見つけたり。 撮影: GX100 続きを読む

TrackBack 2008/08/27

EVFにマグニファイァがあると良いんだけど [from 脇見運転]

ここんとこGX200に目が釘付けです。いまさらながらリコーの公式ブログを発見。この日はGX200ではないですが。 ある夜、職場の庭木でアブラゼミの羽化の... 続きを読む

TrackBack 2008/08/27

menu [from light and shade]

GR DIGITAL 続きを読む

TrackBack 2008/08/27

アメリカンだなぁ [from 散歩写真]

日本では仕事でも・・なにやら起きている・・。それはそれで弱ったことだが・・・by GR DIGITAL。 今回はアメリカンな車がレンタカーででてきました・... 続きを読む

TrackBack 2008/08/27

ハードチューブ [from 私をきびしく裁かないでください]

GR DIGITAL II昨日いつものように水槽を見たら、おやっ、なにやら紅白シモフリの物体が、、あーつ!なななんだーっ!!よく見るとハードチューブの筒か... 続きを読む

TrackBack 2008/08/27

雨のババヘラアイス。 [from エモブログ]

秋田には「ババヘラアイス」という、おばあちゃんがアイスを売るスタンドがあります。 おばあちゃんがヘラでアイスをコーンに盛ってくれるから、ババヘラ... 続きを読む

TrackBack 2008/08/27

修理。 [from パレードは,いつですか。]

に出すことなりました,GRDⅡ。 懸賞に当たって届いたばかりなのですが, シャッターが切れないことがしばしば。 昨日は150回ほどボタンを押して, ... 続きを読む

TrackBack 2008/08/26

硝子の少年 [from おれのほそ道]

GR DII いまから十数年前の話。この家に住む当主は30歳代後半だったであろうか、早くに両親を亡くし当時はまだ独身であったため、家政婦が帰る夕方からは... 続きを読む

TrackBack 2008/08/26

coin laundry [from light and shade]

GR DIGITAL 続きを読む

TrackBack 2008/08/26

二世 [from JITAN’S NEST]

RICOH GR Digital2 オオクワガタのペアを飼っていたことは、以前に 続きを読む

TrackBack 2008/08/26

RICOH R10 のレビュー・記事リンク集:新規追加 [from デジタルカメラのレビュー・記事リンク集]

RICOH R10 の製品レビューや記事などをとりまとめています 続きを読む

TrackBack 2008/08/26

Detroitへ飛びます [from 散歩写真]

出張です・・。 今日のお昼のフライトでChicago経由で行きます。日曜日帰りなので週末がつぶれてしまう。ふぅ。持参するカメラはGR DIGITALだけに... 続きを読む

TrackBack 2008/08/26

新庄〜会津☆高カロリー道中。 [from エモブログ]

大曲で花火を見た後、ずぶ濡れになって湯沢泊。 翌朝は新庄から新幹線に乗って会津若松へ行ってきました。 東北地方は終日雨が降っていて、ほとんど外は歩... 続きを読む

TrackBack 2008/08/26

帰省シリーズ6 / GRD [from THE 写真]

GRD ///// ストックが尽きかけている帰省シリーズ。ネタが尽きるまで、続きます(笑) 撮影: GX100 続きを読む

TrackBack 2008/08/25

human being [from light and shade]

GR DIGITAL 続きを読む

TrackBack 2008/08/25

PAGE TOP