テレコンでポートレート

こんにちわ、ちっちです。

去年の暮れ、GR　DIGITALのオプションとしてテレコンが発売になりました。
ポートレート撮影が好きな私としては、コンパクトのＦ2.4の明るさで40㎜相当のこの画角が得られるのは、とてもありがたい！

ということで、今回はテレコンで友達のポートレート撮影をしてきましたヽ(ﾟ｀∀´ﾟ)ﾉ

モデルになってくれたヒロコは、アパレル業界でパタンナー（デザイナーのイメージしたデザイン画を元に衣服の型紙を引くお仕事）をしています。
私から見るとまさに仕事人！
そんな彼女の凛とした感じや、まっすぐな性格、とにかく明るく楽しい性格が出るような（あれ、褒めすぎ？笑）写真が撮りたいなと考えていました。
そして、いつも一緒にいてくれる彼女に、「ありがとう」の気持ちを込めて楽しく、いつも通り遊んでいるように撮れたらな～と。

【撮影場所・時間】
撮影時間は午後12時～2時くらい。
日差しがとても強く、直射日光の下では眩しすぎて目をつむってしまったり、眉間に皺をよせてしまいます。
なので、日差しが強い時は、直射日光のあたらない、もしくは、少し日が隠れる場所を選んでいます。
撮影場所は、彼女のイメージと服装から、近くにある高架下からスタートしました。毎度の事ですが、重々しい撮影になるのは嫌だったので、外部フラッシュやレフ版も使用していません。

【設定】
周りの明るさよりISOは100に固定、背景のボケ味を考えて、絞り値が2.4-3.2になるようにしました。
今回は初テレコンだったので、色々なサイズで撮ってみました。スクエアのポートレートにも初挑戦です。

以下全てGR　DIGITAL　ＩＩ
Pモード　Ｆ3.2 　1/200　 0.0EV

Pモード　Ｆ3.2 　1/160　 0.0EV

Pモード　Ｆ2.8 　1/125　 0.0EV

Pモード　Ｆ3.2 　1/160　 0.0EV

Pモード　Ｆ3.2 　1/125　 0.0EV

少し散歩。不思議な階段を見つけました。
Aモード　Ｆ2.4 　1/290　 0.0EV

Aモード　Ｆ2.4 　1/203　 0.0EV

Aモード　Ｆ2.4 　1/203　 0.0EV

小物のマフラーなどでコントラストを出すのも有効ですね。
Pモード　Ｆ2.8 　1/160　 0.0EV

Pモード　Ｆ2.8 　1/100　 ISO100

Pモード　Ｆ3.2 　1/125　 0.0EV

「やっぱり笑ってる方がいいんじゃない？」

木漏れ日が少しあたる場所。背景との明暗差を意識して。
Pモード　Ｆ4.0 　1/250　 0.0EV

Pモード　Ｆ3.5 　1/250　 ISO100　 0.0EV

「あ、カラス・・・」

Pモード　Ｆ3.2 　1/160　 0.0EV

「皺消してくれるの？」「消さないよ・・・笑」

Pモード　Ｆ4.0 　1/200　 0.0EV

Pモード　Ｆ2.4 　1/100　 0.0EV

以前、「GRist」で渡部さとるさんを取材させていただいたときに、フレアーのお話をうかがったのを思い出して、暖かい光を表現するために、あえてフレアーを入れて。
Pモード　Ｆ2.8 　1/125　 0.0EV

Pモード　Ｆ3.2 　1/200　 0.0EV

「今の感じを表現すると？」

今までのエントリでも、GR　DIGITALで人物撮影を掲載していましたが、28mmでアップを狙うとなると人物にかなり近づきます。

今回、40mm相当を使ってみて一番感じたのは距離感の心地良さです。
普段、おしゃべりをするくらいの距離で撮影で遊んでいるような感覚で撮れました。
カメラも小さく威圧感もないので、すぐに友達も慣れてくれました。
次はアクセサリーや小物をもっと活用して撮ってみたいね！と盛り上がっています。

私がポートレート撮影をするときにはこんなこと↓に気をつけています。
・顔の色を基準に考えて露出を決める。
・被写体を浮き立たせたいときには奥深い背景を選んで、背景をたくさんぼかす。
・光を使って背景との明暗差を作る。
・とにかくおしゃべりする！

また、思うような天気や条件にないときは周りにあるものを活用しています。
例えば・・・
・建物のガラスや壁面の照り返しをレフ版の代わりにできそうな場所を探して撮る。
・顔を綺麗に写すために、反射率の高いもの（白いマフラーや雑誌）をしたに顔の下に抱えてもらう。
・自動販売機に寄りかかってもらって自動販売機の照明をRIFAの変わりにしてしまう。
自分の背中側に光るもの（空、ネオン、ライト、照り返し）があるとモデルの目にキャッチライトが入るので生き生きした表情になったりもしますね。

といっても、まだまだ修行中の身です（･´ω`･;A
是非、みなさんのポートレートのコツを教えて下さいね。

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最後にお知らせです。

既に、ご存知の方もいらっしゃると思いますが、Caplio Lifeの
フォトグラファーズギャラリーに丹地保堯先生の「自然を絵画のように撮る」を掲載しました。
こちらも是非、ご覧下さい。

また、「リコーフォトコンテスト」の締め切りが2008年2月16日（土）と迫っております。
テーマは「美しい彩り」。丹地保堯先生に審査をして頂き、入賞作品は弊社Webサイト上で公開いたしますが、
さらに作品をプリントにして展示する写真展の開催を予定しています。
応募されていない方はご応募お待ちしています！